認定プロダクトオーナーの研修を受講し、Certified Scrum Product Owner®(CSPO®)に認定されましたので、同じ道を目指す方のご参考となるよう綴ります。

プロダクトオーナー向けの資格はいくつかあるようですが、歴史と規模で一番有名なScrum Alliance Inc.という団体の認定スクラムプロダクトオーナー(Certified Scrum Product Owner®:CSPO®)を選び、研修は odd-e Japan という会社としました。

※他にもScrum Inc.という団体の認定資格スクラムプロダクトオーナー(Licensed Scrum Product Owner:LSPO)もあります。

プロダクトオーナー(PO ...

スクラム実践者が知るべき97のこと

スクラムは意図的に不完全で設計されたフレームワークです。

そのため、スクラムガイドの通りに適用すればうまくいくというものでもありません。

経験主義がベースとされており、経験を重ねながら成長していきます。

しかしながら、ひとつのチームの経験からなる学習だけでは成長率もままならないでしょう。

本書は、世界中で活躍するスクラム実践者が自らの経験と知見を語ってくれます。

スクラムはチームの数ほどのスクラムがある、と言われています。

まったく同じ状況、文脈になることはないと思いますが、自分のチームに近い状況であったり、これから起こりうる未来を予見しうるような知見もあるかもしれません。

さあ、世界を旅しながらプロフ ...

プロダクトマネジメントのすべて

アジャイル開発やスクラムを取り入れるだけでは価値あるプロダクトにはならないと思い、アジャイルの外側に興味を持ち始めて手にとってみたのが本書です。

「プロダクト」や「プロダクトマネジメント」という言葉が日本で流行りだしたのはここ数年かと思います。

それまでは「システム」や「システム開発」の方が主流でした。

どうしても「システム開発のプロジェクト」と捉えると、作ること、アウトプットすることが目的となってしまいがちです。これは「ビルドトラップ」と言われています。

そして、苦労してつくったものが使われなかったり、想定していた期待どおりの結果とならないことが多いです。

そこで「アジャイル」を魔法の杖や銀の弾丸のように思い込んで取り入れて ...

アジャイルな本棚

アジャイルを学び、実践し、広めていくために集めた本の中でおすすめなものを一覧にします。また、アジャイルから派生して手を広げたキーワードも取り込んでいきます。例えば、プロダクト、チーム、リーンスタートアップ、DevOps、学習する組織、LeSSなどです。

アジャイルは様々な文脈から生まれ、融合し、派生の概念も多くなっています。そして、絶えず進化し続けているため、継続的な学習と継続的な実践の両方が必要と考えています。

その上、アジャイルは「マインドセット」「状態(Be Agile)」「フレームワーク」「How」といった側面があり、アジャイルを取り入れればうまくというものでもありません。

このように捉えどころが難しいアジャイルですが、これまでに数多の実践者 ...

スクラムガイド
スクラム公式ガイド(ゲームのルール)

スクラムはスクラムガイドにて定義されています。

スクラムガイドはスクラムとしての公式な見解となっておりますので、実践する人、関係する人は必ず目を通し、理解したいところです。これまでに多くの実践者の失敗や成功による知恵が詰まっておりますので、必ずや道標となりえます。

ただ、あくまでガイドです。この通りにやればうまくいくものでもなく、これに従わなければいけないかというとそうでもありません。そのため、このガイドから少し異なっているからといって目くじらを立てて「スクラム警察」のように振る舞ってしまうのは逆に害となってしまう可能性があります。

もし、あなたがスクラムに価値があると思うのであれば、まずはこれに沿ってやってみよう ...

認定スクラムマスターの研修を受講し、オンライン試験に合格しましたので、同じ道を目指す方へご参考となるよう綴ります。

歴史と規模で一番有名なScrum Alliance Inc.という団体の認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster:CSM)を選び、研修はodd-e Japanという会社としました。

※他にもScrum Inc.という団体の認定スクラムマスター(Licensed Scrum Master:LSM)もあるようです。

概要 | Abstract

認定スクラムマスターとは研修と試験がセットになったものです。

ただ、研修中にスクラムトレーナー(講師)が受講者に対して、スクラムマスターとして適していないと判断すると ...

アジャイル実務ガイド

「アジャイル実務ガイド」はプロジェクトの計画や実施に対して、アジャイルを適用する方向けの実践的なガイダンスを提供するものとなっています。PMP(グローバルスタンダードと言われているプロジェクトマネジメントの資格)で有名なPMI(プロジェクトマネジメント協会)とAgile Alliance®️のコラボレーションにて発行されています。

作品:アジャイル実務ガイド (日本語版) (Project Management Institute)
出版社:Project Management Inst; None版 (2018/4/1)
ISBN-10:1628254238

アジャイル実務ガイド (日本語版) (Project Managemen ...

カイゼンジャーニー

「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」を読み終えての気づきをご紹介します。本書はたった1人から「ソフトウェア(アジャイル)開発の現場」をより良い方向へと変えて行くための方法が丁寧に紡がれています。

作品:カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
出版社:翔泳社 (2018/2/7)
著者:市谷 聡啓、新井 剛
ISBN-10:4798153346

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで |感想|要約はしません

ソフトウェア開発の現

アジャイルな見積りと計画づくり

「アジャイルな見積りと計画づくり」を読み終えての気づきをご紹介します。本書では、アジャイルな見積りと計画づくりに対する、「なぜ?(Why)」と「どうやって?(How)」が明確に描かれています。

作品:アジャイルな見積りと計画づくり 価値あるソフトウェアを育てる概念と技法
出版社: 毎日コミュニケーションズ (2009/1/29)
著者:Mike Cohn
ISBN-10:4839924023

日本語版は「マイナビ」から出版されています。

英語版の原著のタイトルは下記となっています。

Agile Estimating and Planning

(Robert C. Martin Series) (English Ed ...

コアスクラム

スクラムでは「スクラムガイド」が有名ですが、Scrum AllianceによるとCore Scrum(コアスクラム)が原典のようです。このCore Scrumを理解して守っていればスクラムと言えます。

スクラムは「現状を把握する(見える化)フレームワーク」であるため、「問題を発見する」部分にフォーカスしています。

逆に、「問題を解決する」部分はそれぞれのプロジェクトや現場に合わせて他の手法・手段を取り入れていくことになります。そのため、2つとして同じやり方のスクラムチームがないと言えますし、同じスクラムチームが新しいプロジェクトを担当することになったら、やり方を変えるでしょう。

スクラムを導入すればなんでも解決する、と誤解しないでください。過剰な期待 ...

チームジャーニー

「チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくるまで」を読み終えての気づきをご紹介します。本書は「アジャイル開発」を舞台にチームをいかに成長させるかについて丁寧に描写されています。

作品:チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで
出版社: 翔泳社 (2020/2/17)
著者:市谷 聡啓
ISBN-10:4798163635
チームジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで |評価

グループをチームにするためのリアルな課題とアイデアが随所に練り込まれている。

ストーリー形式でチームが成長する過程が描かれており、章ごとに解説があるため感覚的な理解と腹落ちを繰り返しながら読み進めることが ...

デブサミ
デブサミに行ってきました!

Developers Summit 2020(通称:デブサミ)は「ともにつくる」をテーマにホテル雅叙園東京にて2020年2月13日・14日の2日間開催でした。

システム(ソフトウェア)開発、特にアジャイルに携わっている身としては、2日間連続で入り浸りたかったのですが、なんとか一番行きたかった市谷聡啓さんの「チーム・ジャーニー」セッションだけは行くことができました。

(実はデブサミ申し込みのときにはすでに満席となっており諦めていたのですが、市谷さんのTwitterにて増席のお知らせを見て、さくっとセッションを変更したのでした。笑)

さて、本記事は「チーム・ジャーニー ~逆境を越える変化に強いチームをつくりあげるまで~(市谷 聡 ...

the-agile-samurai

このブログのライバルでもあり、師でもある「アジャイルサムライ- 達人開発者への道」という書籍をご紹介します。

下記は、私がお世話になっていたアジャイルコーチからの言葉です。

「アジャイルサムライ」はスルメのようなものだ。

噛めば噛むほど味が出るから何度も読んだ方が良い。

私はその教えに従って読み進めており、今回は4度目の読破となります。

短期間に連続してではなく、下記のタイミングで読みました。

アジャイルを初めて知って学び始めた時
アジャイル研修を受けた後
XP・リーンスタートアップを実践形式で学んだ後
アジャイル開発を2年間ほど実践した後

初めて読んだとき、「アジャイル」の雰囲気は伝わって ...

アジャイル宣言の背後にある原則

アジャイルソフトウェア開発宣言の価値観とセットになっているアジャイル宣言の背後にある原則(12個の原則)を読み解きます。こちらは後半の7個の原則について読み解きます。

※「アジャイル宣言の背後にある原則(前半)|本質を読み解く」の続きとなります。

6.フェイス・トゥ・フェイス(対話)を大事にする

情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。

The most efficient and effective method of conveying information to and within a development team is face-to-face conversation.

アジャ ...

アジャイル宣言の背後にある原則

アジャイルソフトウェア開発宣言の価値観とセットになっているアジャイル宣言の背後にある原則(12個の原則)を読み解きます。こちらはアジャイルを実践する人(ならびにステークホルダー)向けとなる共通の行動指針となります。

アジャイル宣言(アジャイルマニフェスト)については「アジャイルソフトウェア宣言の読み解き方」に詳しく書いています。

アジャイル宣言(アジャイルマニフェスト)12の原則

この原則は「アジャイルソフトウェア開発宣言」における4つの価値観(マインドセット)に加えて、具体的な行動指針を原則として示しています。様々なケースについて記載されており、実際の行動に移しやすいものとなっています。しかしながら、この12個の原則も正しく解釈するには多かれ少なかれ難しい文章と ...