【書籍】チームトポロジー|Team Topologies|価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計

本書はビジネスに対して、継続的で持続的な価値を届けるための、組織とチームに対して実践的なガイドを提供しています。

アジャイルやDevOpsなどを学んで理想的な姿は想像できるものの、いざ自分の組織やチームでその本質をどのように適用すれば良いかわからない、うまくいかない、もっと良いやり方があるはず、と思っている読者に適した内容となっています。

私も実践的なモデルであり、段階的というところが気に入っています。

チームトポロジーとは

「チームトポロジー」とは価値あるソフトウェアをすばやく届けるための、実践的、段階的、適応型の組織設計モデル、と定義されています。

「ちーむとぽろじー」という語呂は可愛いですが、ぱっと理解することは難しい概念です。

本書は章ごとに独立しておりますが、本書の全体を読んで初めて「チームトポロジー」では何を謳っているのか、どのように適用していくものなのかがわかりますので、中途半端に読んで分かった気になってしまうのはリスクがあります。

ぜひ、一通り読んでから、辞書的に気になる箇所を深く読み直すことをおすすめします。

トポロジーとは

英語タイトルは「Team Topologies」となっており「Topology」の複数形となっています。

「Topology(トポロジー)」を辞書で意味を調べてみると「位相幾何学」という数学用語が出てきます。

「位相幾何学」を調べてみると、ギリシャ語の「位置・場所」と「言葉・学問」に由来し、「位置の学問」ということがわかります。

位相幾何学(トポロジー)は、何らかの形を連続変形しても保たれる位相的性質に焦点を当てたもので、「連結性」や「コンパクト性」を持つようです。

一見、小難しいことのように思えますが、本書を通して読んでみると、「連続変形、連結性、コンパクト性」ということに加えて、複数形となっている意味が分かってきます。

チームトポロジーの電子書籍はKindleがおすすめ|Amazon

全体を一気に読む際にはリアルな本の方がよいですが、一部を読み返したり、辞書的な使い方をする場合には電子書籍がとても楽です。AmazonのサイトからKindle版を購入すれば即座に読むことができます。便利な時代です。

チームトポロジーの図やモデル

チームトポロジーでは図やモデルが多用されており、直感的に分かりやすくなっています。

シンプルでカラフルになっておりますので、資格的にも見ていて楽しいです。

文字ばかりの文章では途中から理解が追いつかなくなることがありますので助かります。

図やモデルの要素の基本は「4つのチームタイプ」「3つのインタラクションモード」となっており、これらの組み合わせで展開されています。

チームトポロジーの目次

下記が目次となっておりますが、私の一番のおすすめは「まえがき」と「はじめに」です。

特に忙しい人はいきなり本文を読みたくなってしまうかもしれませんが、「まえがき」を読んで本書の目的やコンテキストを理解して、「はじめに」を読むことで本書の全体像を掴んでから本文を読み進めると、すっと頭に内容が入ってくるように思います。

また、全文を読んだ後にまた戻って「まえがき」や「はじめに」を読むと、きっと新たな気づきや腹落ちが生まれるかもしれません。

PART I デリバリーの手段としてのチーム

  • 組織図の問題
  • コンウェイの法則が重要な理由
  • チームファースト思考

PART II フローを機能させるチームトポロジー

  • 静的なチームトポロジー
  • 4つの基本的なチームタイプ
  • チームファーストな境界を決める

PART III イノベーションと高速なデリバリーのためにチームインタラクションを進化させる

  • チームインタラクションモード
  • 組織的センシングでチーム構造を進化させる
  • 次世代デジタル運用モデル

価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計

チームトポロジーの副題が下記となっています。

  • 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計
  • Organizing Business and Technology Teams for Fast Flow

この二つの副題に著者が込めたかった思いが詰まっていることが読み取れます。

Amazonのカスタマーレビュー|評価

このブログを書いている時点では星5つ中の4.3となっており、25件のグローバル評価となっておりました。

私も1件のレビューを投稿し、星5つ(★★★★★)にいたしました。

※下記のレビュー投稿から数分で反映されました。

2022-01-23