全体的な世界観からアジャイル 開発とウォーターフォール開発の違いを見ていきます。
まずは、ウォーターフォール開発から18個上げて見ました。

見る人によってそれぞれ思うことが違うかもしれません。
- よくあること。。。
- もう無理だと諦めている。。。
- 私のプロジェクトはこんなことにならない!
- これが当たり前なんじゃないの?!
ソフトウェア(システム)開発のプロジェクトは総じて難しいため、制約事項が強い場合や、組織・プロジェクトマネージャーの体制・マネジメントが弱いと、簡単に上記の事象が発生します。
優秀なプロジェクトマネージャーは上記のようなリスクや問題に対して、マネジメントすることでプロジェクトを成功に導きます。
だだ、求められるリーダーシップがプロジェクトマネージャーに偏りがちであるため、プロジェクトマネージャーの負担と責任が大きすぎます。
それに対して、アジャイル 開発では共通のマインドセット、プラクティスを持つことでプロジェクトの成功確率を高めていきます。
例えば、上で人によって思うことが違うという話題を出しましたが、一部の人だけがよりよくカイゼンしようと頑張っても、その他大勢の方に理解を求めながら推進することはとても大変です。
自分の範囲だけ頑張れば良いと言う考えを変えることは難しいです。
一方で、アジャイル であることが当たり前の世界では、チームでプロジェクトの目的に向かって、継続的にカイゼンしながら開発を進めることが当たり前です。プロジェクトマネージャーだけでなく、誰しもがリーダーシップを発揮するリーダーとなるため、持続可能です。
誰しもが計画的に長期休暇を取ることができ、インフルエンザ等で急に1週間程度休むことになってもびくともしないでしょう。

ウォーターフォール開発のプロジェクトでも上記のような世界を実現して成功したという事例は多いです。
アジャイル 開発とウォーターフォール開発の違いという記事としていますが、目指そうとしている世界はほとんど同じはずです。
一部の組織やプロジェクトマネージャーの成功の原則や手法が、アジャイル 開発ではグローバルで公開されており誰でも使うことができます。
工程の管理がウォーターフォール開発であっても、XPやスクラムを導入することは可能です。
ペアプログラミングやテスト駆動開発も導入できますし、4〜9名程度単位でスクラムチームを作り、製造工程だけでなく、設計やテスト工程も1週間単位のスプリントにすることもできるでしょう。
ガチのアジャイル 開発チームがウォーターフォール開発を担当することになったら、きっとアジャイル になります。
アジャイルとウォーターフォールの垣根が小さくなり、共通のマインドセットやプラクティスを用い、工程管理手法だけが、対象のプロジェクト(ソフトウェア)に合わせて選択する、という時代が近いのではと予想しています。